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蜂球/ホウキュウ例
蜂たちは、春先に新しい女王蜂誕生し、半分が巣から分かれて引っ越します。飛び立った蜂は、いったん巣から離れた場所にかたまります。これが蜂球です。
蜂球つくって、探索蜂が次の巣の場所を探しに行きます。蜂は通常巣と蜜源を一直線に結んだ飛行しかしません。しかし、探索蜂は壁面などをスキャンするように飛びます。人体もしつこくスキャンしますが、刺すつもりはありません。
家の中などにやたら入ってくる。室内の暗い方にもやってくる。この様な蜂は、探索蜂です。刺す危険はないですが、その近辺に巣を探しているということに注意してください。
蜂球は、天気が良くて暖ければ、数時間から2〜3日で新しい巣へ向けて飛び去ります。
問題のない場所ならば5日ほど様子を見て飛び去るのを待ってください。
いずれも移動時は激しく飛び回り、蜂数も数千から数万にも及びますから空が黒くなるほどです。
蜂球を作ると飛翔する蜂の数は極端に減りますので、そっとしておけば実害はありません。
ただし、軒下や壁面に隙間があると天井裏や床下を新たな巣にすることがありますからご注意ください。
そのような場所がある場合は、対策を施すか、蜂球状態を放置せず、早めに捕獲保護した方がよいでしょう。

蜂は、出入り口の狭い閉鎖空間で、乾燥し、温度の安定した場所に好んで巣を作ります。


↑ 羽目板にちょっとした隙間があると>>>>>


床下に巣を作ります。

捕獲保護は、このように巣に手が届く場所でないと出来ません。

出入り口の狭い閉鎖空間 ・・・外敵の侵入を防ぐ
たとえば下記換気扇近くなどは家屋内に巣を作られる危険性が大きいです。

捕獲保護も困難です。
蜂の巣例。
希に悪天候が続いたり、新しい巣が見つからないと蜂球を作った場所に居座ることがあります。
営巣です。蜂球の中に純白もしくは黄色の巣が見えたら、蜂としても不本意ですがそこに住み着くつもりです。

桜の木に巣
8mほどの高さの所に巣を作り始めました。

マンションの床下に巣
 
マンション9Fベランダ  エアコン室外機脇の巣

頭上の解放空間に巣があると強風、高温(ハチの巣はロウで出来ています。出来たてはとても柔らかい)など気象状況によっては巣が落ちた場合危険です。

これは蜂球ですが、
逃去トウキョ群の巨大な蜂球。通常の分封時の5〜6倍の大群。
逃去とは、天候、外敵など環境悪化や何らかの事情で巣を放棄して全ての蜂がお引っ越し。
普段はおとなしい日本蜜蜂ですが、巣が壊されると怒ります。また天候不順による餌不足や巣の状態が悪いときは神経質になり振動などで攻撃してくることもあります。
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