日本蜂研究会は、自然環境を守ります。

わたし達は、プロの駆除業者ではございません。日本ミツバチの生態に魅せられ、日本ミツバチやハチ達と共存共栄していく方法を考えているグループです。

最近都市部でもスズメバチをはじめとする蜂による 刺傷被害が多発しています。 これは都市周辺部の雑木林の減少により、生息地を追われた蜂たちが、逆に緑化政策によって天敵のいない都市部の公園や住宅の庭に移り住んで来た事が原因です。
簡単に言えば、ヒトが、ハチたちの住んでいたところを開発し家を建てるようになった。と言うことです。

急増する駆除依頼には、 蜂に対する不快感や恐怖感がその理由となっているようですが、植物の生態系にはハチを含めた虫達は大きくかかわっています。緑は欲しいけど虫はいらない・・・現代社会の歪みと矛盾が浮き彫りにされています。

ミツバチが介在することによって植物は最良の受粉をすることが出来、たわわに果実を実らせることが出来るのです。
人工授粉とはその省労力ばかりでなく、奇形率の少なさも話題になっています。

刺傷被害を及ぼす昆虫に対する危険意識の薄れや全く逆に過剰に反応することにより被害数を増加させています。
ミツバチは、砂糖ができる以前、ハチミツは貴重な甘味源でした。1000年の昔からヒトと深く関わり、珍重され、共に暮らし、生物界では尤も短期間で世界中にその子孫を反映させた生物です。

ミツバチだけでなく、スズメバチも近年注目を集めています。スズメバチの幼虫の分泌液には、人間の健康に非常に効果のある成分が含まれていることが分かっています。

わたし達は、そんなハチ達に魅力を感じ、研究し、多くの人にハチの素晴らしさを理解してもらおうと日々努めているのです。

日本蜂研究会